ヤノヴィッツの四つの最後の歌。

強さも柔らかさも、華やかさも翳りも偏りなく、中性的な印象。“終わり”を前にしながらも、ことさら派手にまくしたてたり陰気に歌うでもなく、ただ静謐に“終わり”に臨むこの曲にはふさわしいと思う。







ルチア・ポップの四つの最後の歌。

“艶やかだが深みと張りのある声質が特徴的で、品格のある”という、ウィキペディアの評価通り。いざ迫りくる死に向き合うと足がすくむが、この人の威風の後押しを受ければあるいは…。






いろいろ聴いてみたら、この二人のがよかった。もうこの曲は冒頭のコントラバスから鳥肌。ずっと聴き続ける曲だと思う。